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前話では、兵庫駅から横道に反れ、和田岬線に沿って和田岬駅まで行ってみました。今回は前々話、第十六話で行った須磨から先を、同じくJR線に沿って西に歩いてみましょう。前回、須磨まで歩いたので今回は須磨までは電車で行きます。元町も須磨も新快速は止まりませんので快速か普通列車に乗ります。元町駅周辺で軽く昼食を摂って、さあ出発です。今回はミセス・アレックスも同行します。 |
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| 須磨駅の改札を出たら北口ではなく、海に面した南口に出ましょう。駅舎から出ると目の前は砂浜と海(大阪湾)。いきなり広がる景色に感動しますよ。南口にはコロッケ屋さんがあって、おいしそうなコロッケを売っています。ここでコロッケを買って砂浜で腹ごしらえをしてから出発してもよいでしょう。訪れた日は冬の天気の良い日でした。海は凪ぎ、水はとても澄んでいました。 |
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| 砂浜を西にしばらく歩くと歩行者用の踏切があります。ここから先は海岸沿いに歩くのが困難ですので踏切を渡ってJRの北側に出ます。JR山陽線は、普通、快速、新快速の他、コンテナ貨物も頻繁に走っており、山陰に向かうディーゼル特急に会うこともあります。踏切を渡ってそのまま直進すると国道2号線。その北側には山陽電車も見えてきます。 |
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| 国道を西に歩くと須磨浦公園の東の入口に至りますので、そこからは公園内を歩きましょう。よく整備された公園内を歩いていくと、程なくして山陽電車、須磨浦公園駅に出ます。この駅は鉢伏山に登るロープウェイの乗り場が併設されています。自動販売機で千円のロープウェイと「カーレーター」の往復セット券を買います。カーレーターってなんでしょうね!? |
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| ロープウェイはぐんぐんと昇っていきます。後ろを見ると須磨浦公園駅がどんどん小さくなり、大阪湾の視界がどんどん開けてきます。程なくしてロープウェイは鉢伏山上駅に着きますが、展望台まであと一歩。短い距離ですが、そこを下の写真、カーレーターで昇る訳です。とてもレトロな乗り物ですが、日本に2基しかなく、マニアには有名なんだそうです。 |
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| 鉢伏山山頂には展望台がありますので、そこからの展望を楽しみます。左の写真は東方向、神戸方面の眺め、中央の写真は西方向、明石方面を眺めているところです。写真ではよく判りませんが、明石方向には、明石海峡、その海峡を横断する明石海峡大橋、その橋で繋がっている淡路島を見ることができます。それではカーレーターとロープウェイで下に降りましょうか。 |
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| 須磨浦公園駅からは国道沿いを歩かなければなりません。交通量の多い道路ですから、喉の弱い人はマスクをしたほうがいいですね。なんだか口の中がザラザラしてきました。国道と山陽電車の間の歩道を歩いていくと、塩屋駅周辺には洋館が多く建っていますが一般公開はしておらず、一部の洋館がイベントで利用できるだけです。 |
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| 塩屋駅からしばらく国道に沿って歩くと、垂水なぎさ街道という海浜公園に至りますので、公園の中を歩いていきます。国道から少し離れただけですが、とても静かで木々に囲まれた気持ちのよい散歩道です。この公園は明石海峡大橋まで続きます。途中で一部、国道沿いを歩く部分があり、そこで右手に海神社が見えれば、その隣が垂水駅です。 |
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| 塩屋駅から少し歩くと三井アウトレットがあります。ここは大きな駐車場もあって平日でも多くの人が買い物を楽しんでいます。ミセス・アレックスが好きな所ですが、今回は通過。ここまで来ると明石海峡大橋が大きく見え、橋の近くにある舞子駅まではあとわずかであることを実感します。橋脚近くには孫文ゆかりの移情閣などがありますので中に入るのもいいでしょう。 |
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| ミセス・アレックス、疲れましたか?橋を見ながら少しやすみましょうか。でもこの近くには橋の記念館があり、その中でも休めますから頑張って進みましょう。明石海峡大橋は中央径間が世界最長で、ギネスブックにも記載されています。館内には橋の仕組みを説明する多数の資料のほか、ギネスブックの公認書類も展示されています。 |
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| 舞子駅の北側には明石海峡大橋の橋上に高速バスの停留所があります。なにしろ高い橋ですから、エレベーターか長いエスカレーターで上まで上がります。ここから徳島までバスに乗って行くこともできます。逆に徳島から来て舞子から西に行く人はここで乗り換えると便利ですね。神戸に行く場合は乗り換えないでそのままバスに乗っていく方が楽です。 |
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| 舞子を過ぎると暗くなってきました。播磨灘に夕日が落ちようとしています。冬ですので暗くなるのが早いですし、少し雨も降ってきました。道を急ぎましょう。海岸に沿って整備された道を歩いていくと朝霧駅です。朝霧駅から海岸の公園まで渡る歩道橋の上には人だかりがしています。ここは播磨灘に落ちる夕日を眺めるスポットなのでしょうか。今日は天気が悪くて残念です。 |
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| 明石海峡を挟んで対岸を見れば、淡路島の北端に位置する江埼灯台が点灯し始めました。明治4年に建設された歴史ある灯台で、赤白の互光を発します。その山の上には大阪湾海上交通センターのタワーが見えます。両方とも、海の交通安全を守る海上保安庁の施設です。明石海峡大橋のイルミネーションも輝きを増してきました。 |
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| 真っ暗になると橋のイルミネーションが一段とはっきり見えるようになります。明石駅からは遠くなりますが、しばらく海沿いを歩きます。すると昨年廃止された明石フェリーの船着場で出ます。フェリーは廃止されましたが、この少し先から出航する高速船は今でも運航され、淡路島の岩屋まで行くことができます。ここまで来たら北上して明石駅に向かいましょう。 |
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| 明石に来たならば名物の明石焼きを食べないで帰るわけにはいきません。とても美味しくいただきました。途中にある商店街は「魚の棚」と書いて「うおんたな」と呼びます。明石海峡で採れた新鮮な魚を売っていて、特に蛸と鯛が有名です。明石焼きはたこ焼きと異なり、玉子が主材料で、明石で採れた蛸が入っているのが身上です。明石駅で今回の旅は終わります。 |
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JR路線上で、元町から須磨までは9.0キロ、須磨から明石までは12.1キロ、兵庫から和田岬までは2.7キロあります。いろいろ寄り道もしましたからトータルで25キロほどは歩いたでしょうか。ミセス・アレックスの万歩計に拠れば、須磨駅から明石駅まで29,141歩でした。ミセス・アレックス、お疲れ様でした。左の写真は一昨年の正月に写した明石フェリーが明石港を出港しているところです。 |
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