季節のお便り リスト 平成23年
平成23年8月3日(新居見遺跡発掘3) 平成23年9月17日(秋の訪れ) 平成23年10月30日(秋の裏庭) 平成23年12月31日(新居見発掘4)
平成23年4月11日(庭カフェナイト) 平成23年5月24日(大正館コンサート) 平成23年6月12日(浅沙の季節) 平成23年7月17日(ミーカガン)
平成23年1月25日(冬の裏庭) 平成23年1月30日(おひな祭り) 平成23年3月10日(大正館コンサート) 平成23年4月3日(新居見遺跡発掘2)
徳島県小松島市新居見遺跡発掘続報
遺跡発掘を行っている岩本さんから続報が届きました

今回は前回の続報の続報です。
前回の報告は夏の暑い時期でしたが今は冬、岩本さん他、多数の人が寒風が吹く遺跡で発掘作業を続けています。
たくさんの人が作業をしています 曼珠沙華がきれいです 高いところから見る必要があります
石臼が見つかりました 土器もほぼ完全な状態で見つかりました これはなんでしょうか
見事な色をしています これは復元できるでしょうか 清掃すればきれいな色が蘇ります

新居見遺跡の近く、犬山天神古墳では石棺や人骨も発掘されています。
犬山天神古墳は、JR牟岐線・文化の森駅の東、駅の近くの川岸に位置します。
この周辺には勢見山古墳、恵解山古墳、尚寺山古墳など、多数の古墳が集中しているエリアです。
副葬品 ガラス製小玉 副葬品 翡翠(ひすい)製勾玉(まがたま) 副葬品 銅鏡
阿波青石でできた石棺 石棺から出土した女性の人骨 同左は額に刃物傷があるが治癒している

 新居見遺跡は生活の場であったと思われ、古墳ではありませんので、土器や石臼は見つかりますが、お墓や人骨は見つかりません。しかし過去には土偶が見つかったり、今回も色鮮やかや土器が見つかっています。今後の発掘に期待が寄せられます。
 冬時期になると発掘作業も大変です。新居見遺跡は山裾の平野部に位置する遺跡ですので、寒風が吹きすさぶ中での発掘作業になります。さすがの岩本さんも「しんどい!」と言っていました。
 どうか作業に当たっている皆様、風邪などひきませんように。【アレックス】
追記: 上記写真「これはなんでしょうか」は、鉄鏃(てつぞく)というもので、農機具かと思っていましたが鏃(やじり)、武器なんだそうです。当時は稲作をめぐる水利の争いが多かったため、鉄鏃や石鏃が刺さった状態で出土する人骨もあるそうです。額に傷を負った女性も、そんな争いに巻き込まれたのかもしれませんね。鉄鏃などの鉄具は何度も鋳直して使用したため、出土数は決して多くありません。上記写真のY字形の鏃は岩本さんが掘ったものなんだそうです。すごいものを掘り当てましたね。
   平成23年10月30日   
 だいぶ秋らしくなってきましたが、まだ天気のよい昼間は汗ばむ陽気です。大正館では、大正池の浅沙、睡蓮の季節が終わり、池の周りのススキの穂が秋らしく色づいてきました。どうぞ大正館で静かな秋の風情をお楽しみください。
 中央の写真、中ほどに植わっているのはアジサイです。今まで道具小屋の北側に植わっていたので陽が当たらず、花が咲きませんでした。今回植え替えた場所はよく陽の当たる所ですので、来年の梅雨時期が楽しみです。
 アジサイは、土がアルカリ性なら赤い花、酸性なら青い花、と言われていますが、酸性度のほかに、アルミニウムイオン度や開花からの日数によって花の色が変わるんだそうです。来年、何色の花が咲くか楽しみですね。
      
   平成23年9月17日   
 まだまだ暑い日が続きますが、秋の風情はもう近くまで来ています。
 秋になると太陽の高さが低くなってくるので、大正館の裏庭では早く陽が陰ります。秋の夕暮れは物悲しいですね。編集子はそんな物悲しい大正館の裏庭が大好きです。
 皆さんも陽が陰った頃にいらっしゃってお茶でも飲んでいきませんか。少し薄暗くなった和庵でひと時を過ごした後は、なぜか力が湧いてきます。
 左の写真は裏庭、大正池の睡蓮。おそらく今年最後の花でしょう。今年もたくさん咲いて、私たちを楽しませてくれました。左下は芙蓉。 夏の最後の花。青空に風に揺れる大輪は優雅です。
 右下はジュースの空き缶で作った風車。玄関の軒に吊るしました。よく回ります。
 もうすぐススキの穂が出てくるでしょうか。楽しみです。【島・アレックス】
徳島県小松島市新居見遺跡発掘続報
遺跡発掘を行っている岩本さんから続報が届きました
徳島県では初めて!縄文時代の土偶が発見されました


この前の台風は速度が遅く、徳島でもたくさんの雨を降らせました。
岩本さんが住んでいる新居見は勝浦川に近く、川の間近に住んでいる人には避難勧告も出たそうです。
遺跡はすべてブルーシートで覆っていましたが、台風の雨ですっかり水に浸かってしまいました。
ポンプを使って排水するのに何日もかかったそうですが、ブルーシートのお陰で原形を保っています。
ポンプで排水
これでも大分少なくなったところです。
大分少なくなってきました
もうずぐ発掘が再開できます
あと少し水は残っていますが
発掘再開です
須恵器が見つかりました 鮮やかな色が蘇ります 石棺の石材は結晶片岩板石
直刀(ちょくとう) 鉄鏃(てつぞく・・・鉄のヤジリ) 今回出土した土偶
 この土偶は高さが76ミリ、お腹から膝までの部分で、残りの部分は残念ながら出土しませんでした。写真では見えませんが、お尻のところには窪みが施され、お臍(へそ)の部分にはベンガラ(酸化第二鉄・・・赤褐色の着色料)が塗られています。この土偶、どんな顔をしていたのでしょう。きっと素朴な笑顔だったのではないかと、勝手に想像しているところです。
 発掘は年末まで行われます。暑い最中の発掘は大変ですが、今後なにが出てくるか楽しみです。岩本さん、写真送付ありがとうございました、またお願いします。熱射病にはくれぐれも気をつけてくださいね。【アレックス】
7月3日に大正館で開催されたミーカガンのコンサートの写真が届きました
ミーカガンは大正館でおなじみのユイマール代表ご夫妻のユニットです
ミーカガンは沖縄の海人(うみんちゅ、漁師)が使う潜水用の木製ゴーグル
お二人の首にもミーカガンが掛かけられていました
ご夫妻は東日本大震災のボランティア活動に参加されました
コンサートの後のゆんたく(おしゃべり)では活動の模様が話されました
会場からの質問も出て活発なゆんたくでした
   
写真はコンサート前のリハーサルの模様です 写真送付ありがとうございました(アレックス)
   平成23年6月12日   
 梅雨の季節がやってきました。この季節は湿度が高いのであまり気持ちのいいものではありません。でも、大正館の裏庭、大正池では今年も浅沙(あさざ)が咲き始めました。梅雨はいろいろな生き物が活動を活発にする季節です。
 浅沙の他に、睡蓮や糸トンボ、水の中にはメダカを見つけることができます。右下の写真はユスラウメ。最後の一粒をいただきました。甘酸っぱい味が自然の妙味ですが、子供には不人気です。
 浅沙は朝に咲き始めて昼過ぎには花を閉じてしまいます。ご覧になりたい方は昼頃までにはいらっしゃってくださいね。今回の写真は島さんと合作です。【ネムの木】
昭和 歌 つれづれに
アンサンブル・メモワール 第二回 大正館コンサート
       平成23年5月22日、大正館でアンサンブル・メモワールのコンサートが開かれました。裏庭で開催する予定でしたが、あいにくの雨で、土間での開催となりました。20名以上の方がお越しになり、土間はお客さんで一杯。「波浮の港」から始まったコンサートはフィナーレまで全20曲。聴衆の皆さんは、懐かしい昭和のメロディーに耳を傾けていました。
庭 カフェ ナイト
4月9日
大正館は裏庭をライトアップ
夜9時まで開館しました
当日はケーブルテレビも取材
近々放映される予定です
好評なので5月下旬にも
開催する予定にしています
今回来れなかった方
5月にいらしてくださいね
小松島市新居見遺跡発掘
   大正館は徳島県小松島市にあります。そして大正館がある海辺とは反対側の山辺に新居見という場所があります。ここでは古代遺跡の発掘が行われています。その模様を、新居見在住で遺跡の発掘作業に従事している岩本さんが送ってきてくれ、季節のお便り(平成22年11月17日)に掲載したことがあります。この発掘作業は現在も続いており、多数の出土品が発見されています。今回も岩本さんから写真の送付がありましたので紹介します。
   

須恵器(すえき)
須恵器とは古墳時代から平安時代までの間に
日本国内で生産された陶質の土器です
堤瓶(ていべい)
須恵器の一種です
底部に穴が開いていて祭祀用と思われます
鉄鎌
新居見は吉野川から近く
古代から稲作が盛んだったことが分かります
1号墳横穴式石室の石材
吉野川で産する緑色結晶片岩が使われています
青石と呼ばれ徳島の名産品です
碧玉(へきぎょく)製の管玉(くだたま)
1号墳は中世に破壊されています
この管玉はその1号墳の前で発見されました
5号墓
木棺の周りを礫で囲みます
身分の高い人の墓は礫がぎっしり敷かれます
力仕事ですからまず体操
広い空、空気がおいしいです
さて仕事にかかりましょう
とても広い発掘現場です
しんどい仕事ですが、いろいろ出土して楽しそう
ですかね? 岩本さん

   この発掘は、徳島県教育委員会と徳島県埋蔵文化センターにより行われているものです。同センターの資料によれば、この墳墓群は6世紀後半から7世紀にかけてのもので、古墳と小型埋葬施設で構成されています。新居見周辺には古墳が多く、小松島散策第二十一話で紹介した弁慶の岩屋は、古墳時代後期(6世紀末)に築造された有力首長の古墳ですが、この時代には首長や豪族だけでなく有力農民層も古墳を構築するようになってきました。上の写真(5号墳)にもあるように、古墳の様式(形態、規模、副葬品)によって埋葬された人の階層が判り、ひいてはその時代の社会の構造も知ることができます。奥が深いですね。
   岩本さん、今回も写真の提供ありがとうございました。発掘作業頑張ってくださいね。【アレックス】
ゆいま〜る・さんしんコンサート    ゆかるひ・まさるひ・さんしんの日
毎年恒例になりました「ゆいま〜る・さんしんコンサート」が大正館二階で開催されました。
   今年は25名の方が歌と演奏を披露、10時の練習開始から4時の閉演まで、じっくり楽しませていただきました。当日は雨だったので少〜し客足も控えめでしたが、みんなで沖縄の雰囲気を楽しみました。写真、緑色のシャツはひなた君、ゆいま〜るの若きホープ、大活躍でした。また来年のコンサートが楽しみです。【島】
      大正館のおひな祭り       
      
      
大正館のお雛祭り、今年は一階に二式飾り付けました。是非遊びに来て下さいね。
   平成23年1月25日
   寒い日が続きます。大正館の冬の裏庭は枯れたススキが風に揺れて寂しいです。そんな中でも咲いている花があります。左の写真は蝋梅(ロウバイ)。黄色い花がたくさん咲いています。花弁が蝋でできているようにつややかで、よい香りをふりまいています。この花が咲き終わると大正館は雛人形の飾り付けが始まります。飾り付けが終われば春はもう間近。大正池の浅沙(あさざ)もどんどん成長します。右の写真、池の水中の左側に浅沙が見えます。常連のとも子ちゃん、手に剪定鋏を持って、なにを切るんですか。怪我をしないようにね。【ネムの木】
      
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