バイカー
〈ホンダCD125K〉

愛車のバイクCD125K(1973製)は学生の頃、解体屋で4万円で購入して21年間乗っています。そもそも当時は一大バイクブームが巻き起こっていた時期で、フルカウルバイクで皮のつなぎを着たレーサーきどりの連中がそこら中にいたのですが(アメ横のバイク街も元気でしたねー。今では見る影もないのですが……。)

そんなバイクとは真逆の実用車のCD125はほとんど見向きもされなくて格安で手に入れる事が出来ました。装飾性がなくて、味気ないといえば味気ないのですが、そこが“単車”っぽくて飽きない理由なのかもしれません。

時計のコーナーでも書いたのですが、昔からアナログで機械的な物が好きで、バイクに関しても高校生の頃80'sスクーター(リード、ベルーガ、ジェンマ、等)が続々と発売される中、まだまだ地元熊本では60'sの富士重工業の“ラビットスクーター”が普通に走っていて、すごく惹かれていました。

また、ホンダの“スーパーカブ”にも興味があって今でこそオシャレなカスタムのパーツも沢山出ていますが当時は全然なく(カブを走り屋風にチューンするパーツはありましたが。)カブ=もろに“オッサンバイク”的位置付けでした。しかし、自分の中では「ちょっと手を加えれば絶対にカッコよくなる!!」と思っていて、上京後、中古のカブを手に入れると、自分でペイントしてちょこちょこいじって楽しんでいました。

自分にとってのバイクの魅力というと、気が向いた時にでも「フラッと身軽に好きな場所へ行ける。」ところが大きいと思います。初めてバイクに乗った時に、行動範囲がとても拡がった感動は今でも忘れません。スーパーカブで東京から熊本へ帰った事があったのですが、楽しかった思い出ばかり残っています。中型免許を所得して、原チャリから125ccのCD125に乗換えた時はさらに行動範囲が拡がって、暇さえあれば地図を見て出掛けていました。

操作系はすべてアナログで車重も重く、スピードもたいして出ないのですが(250cc並の重さで馬力は10馬力程度。)それがかえって愛着でもあって“不便なものを乗りこなす楽しさ”を感じています。

ご機嫌が悪いと何度キックしてもエンジンがかからなかったり、油断するとガソリンが空になって(ガソリンメーター非搭載。)バイクを押してガソリンスタンドを探すはめになったり、ヘッドライトが暗かったり、クラクションの音が豆腐やさんのラッパみたいに「プープー」脱力系だったり(そもそもクラクションはビービー他人を威圧するものではありません。)錆びたり、ガタがきたりもしていて、今の最新型のバイクから見ると“おじいちゃん”みたいなバイクなのですが(実際バイクに乗っていて、声をかけて来る人は中年以降の男性ばかり。)まだまだ頑張って欲しい自分の相棒です。2008.6 中根ケンイチ

 

cd125k

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