tokei
〈時計坊や〉

小学5年生の時に両親がプレゼントしてくれた時計が、大のお気に入りでした。その時計はセイコーの廉価版ブランド【TOMONY】で、クリスタルボディー、裏スケルトンのメカデジ(手巻き機械式なのに表示がデジタル風)でした。当時、この時計を凄く気に入っていて、裏から透けて見える機械の動きを、飽きもせずにずっと見ていました。

その時計は30年近く経った現在も完動しています。その後中学、高校と当時のアンティーク時計にはまって、ジャバラベルト手巻の金時計から始まって、自動巻の時計等を集めていきました。当時、地元熊本に国鉄払下げの店があって、今では考えられないのですが、なんでもかんでも2000円!時計コーナーの中に、付加価値度外視の【MOVADO】のスモールセコンドがあったりと、小遣いでも十分集める事が出来ました。

その後は渋めの時計よりも60〜70年代の変な(イカした、イカれた)デザインのものに惹かれていって、手が痛くなるくらいゴッツイケースの物や、カラフルな文字盤等、決して高級ではないのですが、個性的な物を中心に集めていきました。本体だけでなく、バンドのみでも変な物がたくさんあって、本体は変だけどオリジナルのバンドはイマイチなものに組合わせたりして遊んでました。

90年代前半は印刷会社のデザイナーとして働いていたのですが、会社近くの今ではすっかりビルになった御徒町の【喜久屋】もまだこじんまりした店で、質屋コーナーには【OMEGA】のダイナミックや【Zodiac】の機械式時計が2万ちょいで売られていたりして、毎日見に行っていました。また渋谷にあった【ホームラン商会】のバーゲンセールも楽しかった思い出があります。そもそも時計という物は、時を正確に刻む事が第一なのですが、自分の中ではどちらかというとそれは二の次のようです。2008.3 中根ケンイチ


時計

 

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