Srilanka



いろんなパッカーから「スリランカは良い」と聞いてました。
シンガポール経由でコロンボへ。




スリランカ最大の都市「コロンボ」。
首都はスリジャヤ・ワルダナプラへ移転しています。
社会の時間に「スリジャヤワルダナプラコッテ」と習いましたが、「コッテ」は別称。

コロンボは高層ビルも数本建つ大都市ですが、まだまだ植民地時代のコロニアルな
建物もたくさん残っています。
深夜到着だったので1泊したら激しい雨だったので、とっととバスに乗ってキャンディの街へ向かいました。


キャンディはスリランカの京都といえる古都。

緑に囲まれた盆地のキャンディ。
スリランカ仏教の聖地です。
街が世界遺産。
街は賑やか。リクシャーが多い。
でも夜は真っ暗です。
仏歯寺。キャンディのシンボル
その名の通り、釈迦の歯が祭られています。
夜のプージャーの時間だけ見ることができます。
仏歯寺の内部。象牙。
内部は非常に立体的で、建物の中に建物が
あるような構造。
毎日7時になるとプージャーが。
オーボエのような音色の笛が延々を旋律を
奏でます。調正のはっきりした旋律でした。
その間、2階では仏様の歯にお参りするために
大勢の人が。スリランカは敬虔な仏教国。
皆本当に信仰に厚いです。
もちろんシンハラ族の方たちですが。


キャンディでは家族経営の小さな宿に泊まりました。
街は賑やかですが、大きすぎず小さすぎずで過ごしやすいです。
郊外にある象の孤児院も見に行きました。

パラヘラ祭りの時にはもの凄い賑わいになるそうです。

キャンディからバスで世界遺産ダンブッラへ向かいました。

岩山をくりぬいたダンブッラ。
落ち着いた遺跡です。
洞窟内に無数の仏様と壁画が。 聖地ダンブッラに何故か巨大な黄金の大仏・・・
大船の観音様のような異様さです。
大仏さんからはジャングルの彼方に
シーギリヤロックが見えます。


ダンブッラの安宿に拠点を置いて周辺の都市へ足を伸ばしました。
ダンブッラからバスに乗って、今回の目的地ともいえるシーギリヤへ向かいます。
シーギリヤは、狂気の王カーパシャが作った城。

見るものを威圧するシーギリヤロック。
もちろん世界遺産。
頂上からは大平原が見渡せます。
シーギリヤを世界的に有名にした
シーギリヤレディ。
数百年年以上前の壁画です。
岩山にへばりつく通路。
登るのは大変です。 いつ落ちてもおかしくない通路。


シーギリヤからちょっと足を伸ばして、これまた世界遺産の古代都市ポロンナルワへ。



有名な涅槃像ガル・ヴィハーラ。
この辺のジャングルでは野生の象や孔雀が見れるとのこと。
が、とにかく暑くてあんまり覚えていません・・・

再びバスでコロンボへ戻り、今度は列車で南部のゴールを目指します。
ちなみにスリランカは都市間バス「インターシティ」が頻繁に走っていますので大変便利です。

コロンボのセントラルステーション。
シンハラ語はコロコロしててかわいい。
列車よりインド洋を。
世界の車窓から。


スリランカ初の列車の旅はのんびりでした。
ゴールはオランダの殖民地だった要塞都市。
城壁に囲まれた旧市街は、中世から時間が止まったようです。

ゴール旧市街。 絶対に泊まりたかった宿、ニューオリエンタルホテル。
この建物は400年前のもの。
1泊36ドルですが、この街の最高級。
年季の入ったボーイさんや、1階のホールのような
レストランでいただくカレー、紅茶は最高です。
何と、アマンに買収されて、今はアマンリゾートに
変わっています。もう高くて泊まれない・・・
高い天井と優雅な室内。
確かに設備はボロボロですが
雰囲気が違うのです。
部屋の前の窓より。
南国の雰囲気。
城壁。 城壁の入り口には門が。
壁の紋章は東インド会社。
歴史が違います。
ウワナトゥナのビーチで、
横にいた白人夫婦が
「ニューオリエンタルに泊まって
いるの?」と話かけてきました。
ホテルのタオルを拝借していた
ので、気づいたらしい。
何と隣のスイートに泊まっている
スウェーデン人夫婦で、作家さん
とのこと。もう1ヶ月もあの部屋に
滞在しているそうな。
日本語にも翻訳されている
本があるらしいけど「さすがに日本語の
題名は分からない」とのこと。

帰りのトゥクトゥクもご一緒させて
もらいました。
とても良い人。
マルコポーロも歩いたかもしれない。 ゴールからバスで15分ほどのウワナトゥナのビーチ。



再びコロンボへ向かい帰国。
どこへ行ってもカレーと紅茶ばかりで、とにかく暑かったけど、旅行しやすい国でした。
内戦があるとは思えない。
早く平和になって欲しいです。