ワイン産地滞在記 ブルゴーニュ 2003年9月
◆◇ディジョン
一晩ゆっくり寝てホテルで簡単な朝食を取り、レンタカーをDIJON駅前まで受け取りに行く。ホテルから駅まで15分くらい歩くので、ついでにノートルダム寺院やらマルシェ(市場)などを見ながら街中を散策。マルシェ(写真)は、金曜の朝に多くの人でごった返している。このことからも市民の台所として不可欠なものだというのがわかる。商品のラインナップもワインに合わせる食材ばかり。肉は鶏は丸ごと当たり前、パテやテリーヌなど創作系、チーズも豊富、町の真ん中にこんな店があるのが羨ましい限り。 |
マルシェ 鶏の塊 |
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Route des Grandsの看板 ジュブレ・シャンベルタン村の大犬 クロ・ド・ランブレイからモレ・サン・ドニ村を望む Le Chambolle Musigny Romanee Conti |
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◆◇ユベール・リニエ 9/7に宿泊するCastel de Tres Girardに隣接するドメーヌ。過剰に手を加えない自然な作りによる味わいが高く評価され、なかでもクロ・ド・ラ・ロシュは数万円で取引されるほどの逸品。買って帰れるかな〜。 行くまでに違う場所を教えてもらったり、自宅を訪問してしまったり、10分ほど遅れて到着。にもかかわらず、にこやかに親しみのある笑顔で迎えてくれたのは、ユベール・リニエの息子、1970年生まれのロマン・リニエである。奥さんが米国人ということもあり、英語でやり取り。向こうも第二外国語ということで、ゆっくりとわかり易い英語で助かった。 地下のカーブにはちいさなエレベータで降りる。ラベルにあるマーク付のグラスが渡され、試飲開始〜!すべて2002年VTを樽から試飲しました。 Bourgogne Aligote 柑橘系の果実味がやさしく、それに苦味やきりっとした酸味が交わり、美味しい。 Morey-St-Denis 樽からの試飲はブドウの果実味が生き生きとしていて、美味しく飲める。この村名ワインも薄めで輝くルビー色で、バランスよい作り。 Morey-St-Denis V.V. ここの村名ワインは、所有するプルミエクリュのブドウをミックスしている。なかでもヴィエイユ・ヴィーニュは古木のブドウのみ使用した特別仕様。発酵系の味わいが加わる。ロマン氏はこれがお好みだそうだ。 Clos de la Roche なんと最後にクロ・ド・ラ・ロシュまで飲ませてくれた。いいやつだなー、ロマン。 乳酸系の味わいや出汁系の旨み、くっきりした果実味、これは美味いね。 さて、猛暑に見舞われた2003年だが、総勢25名くらいの人手で9/1にヴァンダンジュが終ったそうだ。収穫量は例年の半分。新樽は使用するが、オーキーな味わいはあまり好きではないとのことで、控えめ。フィルターもかけるが、自然に重力に任せる方式なので、ワインに負荷をかけず、果実味重視の作りが垣間見える。 ただの旅行者に対して、終始嫌な顔ひとつせず、自分が作ったワインへの思い入れたっぷりに説明してくれる。なんとも気持ちの良い時間を過ごすことが出来て、改めてこのドメーヌの大ファンになってしまった。※残念ながらワインは購入できませんでした。 訪問のアポは、隣接ホテルに依頼しました。 Castel de Tres Girard http://www.bourgogne-restaurants.com/casteldetresgirard/index.php |
ロマンさんと |
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◆◇本日のディナー Le Pre aux Clercs ル・プレ・オー・クレール 13,pl. Liberation 21000 DIJON Tel 03 80 67 11 55 Fax 03 80 38 16 16 ディジョンで有名なミシュラン★のレストラン。 知人がディジョン留学中に、ここに修行中のたかしくんと知り合ったということで、今回紹介してくれた店。伝統的な部分と新しさがうまく融合したレストラン。サーヴィスやソムリエは感じ良く、 ブルゴーニュでも有名だと言うソムリエさんもフレンドリーで気が利いていた。 >>飲んだワイン Morey-Saint-Denis En la rue de Vergy Domaine Bruno Clair (VT失念 96か97くらいだったか?) 食事のあとに、たかしくんに厨房やワインセラーを案内してもらう。 ワインは、かなりのストックがあり、飲み頃の熟成ブルゴーニュが楽しめます。 クロ・サン・ドニ(ドメーヌ・デュジャック)1972年などもごろごろ。 のちに、これを最後にレストランで古いブルゴーニュを拝むことができず、 ここで飲まなかったことを後悔することになる。 さらに、レストランの上にある賄い部屋で日本人留学生数人と話す。 その中の一人が時間があるときに一緒にドメーヌを巡りたいということで、翌日たかしくんが紹介してくれた、日本人女性がマダムのコルトンのレストランと、ペルナン・ベルジュレスのドメーヌに同行することとなった。 通訳よろしく! 時差ボケのまま初日から飛ばしすぎて、1時を回るころには、周りの話は耳をすり抜けるのみで、生ける屍のようになってしまったので、ホテルに退散して熟睡。 それにしても、あと丸4日間ブルゴーニュにいられる。 明日も楽しみだ。 本日のホテル Philippe le Bon ◆オススメ度・・・☆☆☆☆ http://www.cybevasion.fr/hotels/france/21/hotel-philippe-le-bon/ 18, rue Sainte Anne 21 000 DIJON |
ブルーノ・クレールのモレ |