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【 川井民枝リサイタル 】
平成8年 第一回リサイタル「あやらかし たぼり」 県立郷土劇場
平成12年 第二回リサイタル「執心の舞/那覇市」 県立郷土劇場
第二回リサイタル「執心の舞/沖縄市」 沖縄市民劇場小劇場
第二回リサイタル「執心の舞/平良市」 メティダ市民劇場
第二回リサイタル「執心の舞/石垣市」 石垣市民会館
平成15年 第三回リサイタル「幽玄の世界に舞う」 シュガーホール
平成17年 第四回リサイタル 初代会主石垣寛吏師匠かじまやー記念公演「無錆」 国立劇場おきなわ
第四回リサイタル 初代会主石垣寛吏師匠かじまやー記念公演「無錆」 石垣市民会館
平成19年 勤王流八重山舞踊保存会 初代会主 石垣寛吏師匠追悼公演 国立劇場おきなわ
平成20年 勤王流八重山舞踊保存会 故 初代会主 石垣寛吏先生生誕百年記念公演 石垣市民会館
平成21年 第一回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 県立郷土劇場
平成22年 第二回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 中城 中村家
平成23年 第三回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見
~ 東日本大震災チャリティー公演 ~
国立劇場おきなわ
平成24年 第四回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 シュガーホール
平成25年 第五回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 首里 あしびうなー
平成26年 第六回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 南城 天空の茶屋
平成27年 第七回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 名護市民会館
平成28年 第八回「踊り清冽 夢かなりひょうり 川井民枝芸歴三十周年記念公演」 国立劇場おきなわ 大ホール
第八回「踊り清冽 夢かなりひょうり 川井民枝芸歴三十周年記念公演/石垣市」 石垣市民会館
平成29年 第九回「踊り清冽」八重山舞踊の清々しさ再発見 大須演芸場(愛知県名古屋市)
【 定期公演 】
平成12年 川井民枝道場 第一回温習会「灯々無尽」 那覇市
平成14年 川井民枝道場 第二回温習会「灯々無尽」 国頭郡恩納村
平成16年 川井民枝道場 第三回温習会「灯々無尽」 島尻郡伊是名村
平成17年 川井民枝道場 第四回温習会「灯々無尽」 石垣市
平成21年 川井民枝道場 第五回温習会「灯々無尽」 南城市
平成22年 川井民枝道場 第六回温習会「灯々無尽」 国頭郡国頭村
平成23年 川井民枝道場 第七回温習会「灯々無尽」 島尻郡渡名喜村
平成24年 川井民枝道場 第八回温習会「灯々無尽」 島尻郡久米島町
平成25年 川井民枝道場 第九回温習会「灯々無尽」 国頭郡今帰仁村
平成26年 川井民枝道場 第十回温習会「灯々無尽」 石垣市
平成27年 川井民枝道場 第十一回温習会「灯々無尽」 うるま市
平成29年 川井民枝道場 第十二回温習会「灯々無尽」 国頭郡金武町
平成30年 川井民枝道場 第十三回温習会「灯々無尽」 八重山郡竹富町(西表島)
【 師範、教師還暦記念公演 】
平成20年 「感恩感謝」教師 小嶺妙子 還暦記念公演 那覇市文化テンブス館
平成22年 「感恩感謝」教師 糸数正子、浜本邦子、比嘉良仁 還暦記念公演 那覇市文化テンブス館
平成28年 「感恩感謝」教師 山里みえ子 還暦記念公演 那覇市文化テンブス館
【 不定期公演、特別公演 】
令和元年 勤王流八重山舞踊「八重山ぬ おどり(やいまぬ ぶどぅり)」
~ 勤王流三会派(無錆之会、祥吉華慶の会、祥吉ちどり之会)による公演 ~
石垣市民会館
令和2年 かりゆし芸能公演「勤王流八重山舞踊 灯々無尽」 国立劇場おきなわ

〜 平成28年10月23日(日) 国立劇場おきなわ大ホール 〜
《〔みるく世ば給られ〕から〔子供旗頭〕》
 川井民枝芸歴三十周年記念公演は、那覇市にある国立劇場おきなわ大ホールで開催され、満席の大盛況でした。本人に代わり、改めまして深くお礼申し上げます。
 公演は三部に分かれ、〔勤王流舞踊の手振型「二十二の手」〕で始まり、生り島白保の奉納芸能〔みるく世ば給られ〕でフィナーレを迎えました。
 白保は川井民枝の生まれ故郷。八重山の中でも演芸が盛んな地域です。厳粛な祈りに始まり、神に捧げる舞踊に続き、旗頭の行事などが賑やかに行われます。
《〔みるく世ば給られ〕から〔ミルク節〕》
そしてミルク(弥勒)が現れ、白保の衆がミルクを称え、世の安寧を祈ります
 〔みるく世ば給られ〕は、歌三線、琴、笛、太鼓7名、踊り手63名、総勢70名で演じられました。国立劇場大ホールでなければできない迫力の舞台でした。
《 舞台フィナーレ 全員で観客の皆様にご挨拶 》
 子供が舞う〔子供旗頭〕では客席から声援が、〔ミルク節〕でミルクが登場すると涙される方もおられました。〔棒術〕では白保棒術保存会にも参加いただきました。
 石垣寛吏先生から二十二の手を引き継いで30年。きっと先生も客席のどこかでご覧になっていたことでしょう。
 「まだまだ」とおっしゃっていたかもしれませんね。
おどりせいれつ ?!
 川井先生のリサイタル「踊り清冽」を “ぶどぅりかいしゃ” と(最初から)読めた人は恐らく八重山の人でしょう。“おどりせいれつ” と読んだ人は私(当サイト編集子、県外から移住)だけではないでしょうし、沖縄本島の人でも判読が難しいと思います。沖縄は島々によって大きく言葉が異なるのです。-
 八重山では「踊り」はブドゥリ、「清しゃ」でカイシャと読みます。「清冽」は川井先生の造語。辞書に拠れば「冽」は同じく清いという意味で、レチ、レツ、キヨ(い)と読みます。八重山の古い子守唄〔月ぬ美しゃ〕では、“月ぬ美しゃ十日三日、女童(みやらび)美しゃ十七つ” と歌われます。
《 首里城にかかる上絃の月 》
首里城は夜間ライトアップされていますので、夜行くのも一興です
ちなみに首里城正殿(の内庭側)や守禮門は西に向いていますので、夕方のほうが綺麗な写真が撮れます
駐車場も夕方には空きますから、夕方に行き、正殿や夜のライトアップの写真を撮るとよいでしょう
(追記)
2019.10.31 首里城は火災で焼失しています

トゥバラーマ
 八重山の芸能で忘れてはならないのが「トゥバラーマ」です。トゥバラーマは愛や生活の喜び悲しみ苦しみを唄う抒情歌。旧暦8月13日(“月ぬ美しゃ十日三日”ですから!)に石垣島でトゥバラーマ大会が開催されます。独特の旋律に、決まった歌詞か自作の歌詞を、男女の掛け合いで唄います。
 三線を弾きながら唄うのですが、キーがとても高いうえ、八重山方言で八重山の抒情を織り込みながら人の心情を唄わなければなりませんから難易度はとても(とても)高いです。トゥバラーマ大会は沖縄本島でも開催され、北部は名護、南部は糸満で開催され、どちらも大勢の人が参加します。
《 平成28年に名護で開催された北部地区トゥバラーマ大会にて 》
〔赤馬節〕を披露する無錆之会(左)と〔野トゥバラーマ〕を踊る川井民枝(右)

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